譲渡所得:不動産の取得価額が分からない時どうしますか?

お仕事雑記

昨日は、不動産の譲渡所得の相談対応をしました。

その昔、勤務税理士時代は不動産会社の顧問先が多数あり、また独立開業後の顧問先にも早い段階で不動産業の方がいらっしゃったことから、譲渡所得の質問を多く受ける機会が以前もあったのですが、昔は譲渡所得の質問はどちらかというと苦手分野でした。

何か決済金額(リスク)大きいし、ミスったら怖いな~みたいに感じた時もありました。

最近は、・・・別に得意でも苦手でもありませんが、譲渡所得が結局いくらになるのか頭を使うのは好きです。

タイトルにもあるように、売却した不動産の購入価格が分からないケースというのは昔から多くありますが、現在ではそのようなケースにどのようにすればよいか、いろいろな方法が(判例等含め)公開されています。

市街地価格指数に関するお尋ねもたま~に頂きますが、地目変更や利用状況が変化しているケースも当然多数ありますし、そもそも岡山は六大都市圏ではありませんので、類似地域の指標が取れず、この方法を使うという選択肢はほぼないでしょうね。

取得価格の合理的な推認方法は、様々な書籍や先生が取り上げているので省略しますが、この様々な材料を組み立てていって、しっかりと理論立てて説明できる状況にできるかどうかだと思います。

今年の確定申告はあまり複雑な不動産譲渡所得の申告はなさそうですが、申告期限が過去2年より短く、通常どおり3/15(火)までですので、体調管理に気を付けながらあと45日精一杯頑張っていきたいと思います。

ではでは~、岡山の税理士のブログでした(^_-)-☆