経済産業省が、令和4年度税制改正「賃上げ促進税制」のパンフレットを公表しています。
賃上げ税制は、今回の税制改正の大きな目玉の一つであります。
所得拡大促進税制としてスタートしてもう少しで10年になりますが、制度開始当初より制度がシンプルで非常に使いやすくなってきました。
ただ賃上げ税制は、そもそも税金が発生する企業でないとメリットを享受できない・・・。
日本の中小企業の黒字化率を考えると、半分以上の会社は恩恵を受けれない可能性があります。
賃上げは確かに重要ですが、それ以上に重要なのは生産性の向上ではないかと個人的に思います。
つまり、慢性的な人手不足状態は、どれだけ賃上げをしたところで解消しないからです。
教育訓練費が代表的ですが、もっと教育にコストをかけて社員一人当たりの生産性を上げることが重要に思います。
個人的には教育訓練に対する補助金を充実させてほしいなと思います。