12月3日は「カレンダーの日」。
1872年11月9日、新たに太陽暦を採用する詔書が発せられ「旧暦12月3日を明治6年1月1日とする」と定められたことに由来するとか。
記念日を「全国カレンダー出版協同組合連合会」と共に制定した「全国団扇扇子カレンダー協議会」によれば当時、世間はかなり混乱したそうで、改暦まで23日というスピード決定ですから無理もありません。
さらに明治維新以降、国の財政が厳しかったこともあり「うるう月を含む2カ月分の人件費が浮く」という驚くべき事情もあったようです。
実は現在も中国・韓国・台湾・インドネシア・シンガポール・ベトナム・マレーシアなどでは旧暦で年を越しています。
旧正月シーズンは海外観光客が目に見えて増えるので、近年では日本国内でも旧暦を意識する機会が増えたかもしれません。
まもなく師走。
暦の来し方行く末に思いをはせながら、新しい年のカレンダーを選んでみてはいかがでしょうか。