4月3日は「いんげん豆の日」。
いんげん豆を中国から伝えた隠元禅師が、1673年4月3日に亡くなったことにちなんで記念日とされました。
その名を冠した「いんげん豆」は江戸時代の初期、隠元禅師が1654年に日本へ渡った際に持参したとされ、精進料理である普茶(ふちゃ)料理の食材として広く普及させたといわれています。
精進料理の材料として広まったことからも明らかなとおり、いんげん豆は自然が生んだバランス栄養食。
免疫力アップが期待できるベータカロテンや植物性タンパク質(レクチン)のほか、メンタルの安定や発育を支えるビタミンB群、疲労回復に効果があるといわれるアスパラギン酸やリジン、さらにはカルシウム、鉄、亜鉛、カリウムなどのミネラル類や食物繊維まで、体調を整えるのに必要な栄養素をバランスよく含んでいるとか。
春から夏にかけて出荷量も増えるいんげん豆。隠元禅師の偉業に思いをはせつつ味わってみませんか。