事務所経営は難しい

お仕事雑記

弊所は毎月20日が給与支払い日ですが、今月は早めに給与計算を行いました。

なぜなら、今月は昇給月だからです。

従業員が数名なので、等級制度・賃金制度・評価制度がしっかりとあるわけではありません。

なので、査定がめっちゃ大変・・・。

数名の社員しかいないのに、査定に数時間かかりました。

鉛筆なめなめ査定は全くありませんが、各種統計情報と生産性は勘案します。→等級制度であろうと、生産性評価であろうと完璧な制度はありません。

意識するのはなぜこの評価なのかという客観的な意味づけと、個人の感情をできる限り排除して公平厳正な評価です。

統計情報は国税庁HPの民間給与実態統計調査を参考にします。

これは非常に細かく出ていて、なんせ国税が公表している数値なので、いわゆるマスコミが発表する従業者が1,000人以上の企業を対象にしたような中小企業の実態とかけ離れた数字を見なくて済みます。

また、本日たまたま業務で利用しているシステム会社から「会計事務所の賃上げとモデル職員給与に関する実態調査」という冊子が届きました。

こういったものを見ながら、自分の行った査定が相場とズレていないか、感覚と実数字を確認します。

これって結構重要です。

なぜなら、人間っていろいろなところで無意識に意思決定とかしていて、自分のなかの感覚と実際の数字がズレていないかって、経営上超重要だからです。

いろいろな経営者とお話ししていて感じるのは、利益が大きく出ている会社の経営者ほど、感覚と実際の数字が一致しています。

例えば、今月の利益は○○円と行った予想と実際の試算表の金額が一致します。

で、話は給与の査定の話に戻るのですが私の査定と世の中の相場は、ほぼ一致していました。(実際は相場より少し高くなるように給与の設計をしているのですが・・・)

問題は、生産性かな・・・。

社員1名当たりの担当件数が、大手の会計事務所に比べると正直半分くらいかと。

まぁ、お客様の単価や業務の進め方も異なるので一概には何とも言えません。。。

でも、私自身が以前勤務していた事務所で、私がもらっていた給与とほぼ同じ金額を、当時の私の半分くらいの仕事量の弊所社員がもらっていることを考えると、社員側からみた給与生産性はすごくよいと考えるべきか、単に私の昔の仕事の進め方が悪かっただけなのか?→弊所社員はすごく頑張ってくれているので、明らかに後者(私の能力が低かった=仕事量をこなせなかっただけ)ですけどね。

それでも、就職氷河期の私から見ると、世の中変わりましたね~。

有給一つとっても、以前の勤務していた時は、

私「あの~有給とってもよろしいでしょうか?」

所長税理士「自分の権利を主張するな」

って感じでした。→この会話は今でも覚えているので反面教師になります。

正直、今だったら私開業していなかったかもしれない・・・(笑)

ちなみに弊社の税務部門の売り上げは、昨年より○00万円ほど下がってます(涙)ので、第4四半期できちんと取り戻したいと思います。

経営において、結果を残すことは重要です。

売上下がっている分析帳票を見ながら世間相場以上の昇給額を検討するのは、ちょっと気持ちが疲れます、動悸します・・・動悸しないくらいの経営状況にしなければ。(私が頑張るのは当然としても、スタッフも含めて全員頑張らないといけないんですけどね…。)

昇給額は、、、さすがにこのブログでは秘密です。(悩んだ挙句、結局昇給していないかもしれません。)

ではでは~、また次回のブログにて(^_-)-☆

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