最近の相続税申告

お仕事雑記

最近は相続税申告の依頼が多く、常に5件程度は手もとに案件がある状態が続いております。

顧問先の相続からスポットのご紹介案件迄幅広いのですが、最近の相続税申告の傾向としては、お金を一生懸命貯めて使わずに死亡するケースが多いことです。

相続税の申告の際に、過去5~10年程度の通帳を拝見するのですが、預金の引き出し状況から被相続人の生活状況を推測いたします。

贈与が生じていないか?あるいは死亡時に手もとに現金がどのくらいあったかを推計する事情などがあります。

税務署と同じくおおきなお金の流れをチェックします。

で、その際に預金通帳を拝見すると、ほとんどお金の引き出しがない方が多く、この方はどうやって生活していたのだろうという水準の方もいらっしゃいます。

いろいろ話を聞くと、自給自足のような生活をしておられたり。。。

自分が何歳まで生きるか分からないとはいえ、お金って使って初めて役に立つようなものに思うのですが、うちの両親などに尋ねると、将来が不安で持っていることで安心感が生まれるお守りみたいなものらしいです。(残念ながら、うちの両親から私が相続する際には、間違いなく相続税はかかりませんけど・・・、むしろ両親に、少額ですが仕送りをしてるくらいです。)

現役を退くと確かに収入が少なくなりますので、その気持ちは分からなくはないのですが、現金を億単位で保有してお亡くなりになられる方も世の中多くいらっしゃるので、(一部の方かもしれませんが)日本のご高齢者は各種統計データを見てもお金持ちですよね。(多額の預貯金を持っていらっしゃる方が低所得者向けの給付金をたくさんもらっているケースもあり、こういうケースは、今お金が欲しい現役世代から見ると微妙なところもあるのでしょうね。)

最近の相続は、子どもさんがいらっしゃらないご家庭も非常に多く、親戚には降ってわいたような大金が入ってくる事例も多くなっています。(近親者でないと相続税の2割加算の対象ですが、相続人からしたら急に入ってきたお金なので、税金が高いとかいう議論にはならないケースが多いですね・・・。同時にこの2割加算の制度、よく考えているな~と思ったりもします。)

相続マーケットをビジネスにしている人にとっては、大きなビジネスチャンスなんでしょうね・・・。

ではでは~、また次回のブログにて(^_-)-☆

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