年末調整も徐々に進んでいますが、弊所は10月決算法人が一番多いので、12月はまぁまぁの繁忙期です。
そのような事情で昨日は、事務所の出勤日でした。
決算の元帳と消費税申告書のチェックを3件(建設業2社、製造業1社)行いました。
今回チェックをした3社は、昨年に引き続き今年も無事にいずれも黒字決算となることができました。
大雑把に7,000万円、400万円、2,000万円の黒字でした。
7,000万円利益が出た法人様は、今期数十年ぶりの大きな設備投資があり、また従業員が多く増えたこともあり、前年比収支では少し数字上悪くなりましたが、所得拡大税制や設備投資による減税で法人税等が数百万円税額控除できそうなので、資金繰り的には良好そうです(以前は借入返済をリスケするくらい大変な状況の時もあり、融資をめぐって私も何度か銀行と喧嘩しましたが・・・(笑)、「計画通り?黒字化して銀行を見返してやったぞ~」と、黒字に回復して私もうれしいです)。
また、約2,000万円利益が出た法人様は、国内ヒット商品が出たことも黒字の要因ですが、輸出比率が伸びたこともあったようです。
輸出消費税の関係で、消費税の還付金額があとほんの少し多ければ(輸出割合が多くなっていれば)予定納税を上回ってしまい、消費税の申告書が若干手間のかかるケースになってしまうギリギリのラインでした。
こちらの法人様も所得拡大税制や投資減税が適用できたので、限度額があるとはいえまぁまぁ税額控除が使えます。
今後税制改正等で、様々な税額控除制度が2年に一度くらいのペースで変わると思いますが、税額控除は税金と資金繰りに与えるインパクトが非常に大きいので、しっかりと勉強が必要ですね。
今月と来月の事務所スタッフの月例勉強会も、税額控除制度の再確認についてです。
事務所全体で勉強勉強です(^^)