令和7年度税制改正大綱の感想

お仕事雑記

少し前に、オンラインで今年の税制改正大綱のセミナーを受講しました。

大綱の細部すべて目を通すのは、なかなか時間が取れませんので、我々専門家もセミナーを受講して、つまみ食い形式でまずは全体像を把握します。

これから3月末に税制改正法案が可決されるのでしょうが、現在少数与党の状態なので、税制改正大綱通りに可決されるかどうかは微妙な状況です。

セミナーを受講してまず最初に思ったのは、あまりインパクトの大きいものがない、です。(まぁ、話題性では103万円の壁なんでしょうが・・・。)

基本は延長事項が多く、もしくは令和8年に持ち越すものが多い印象です。

所得税の103万円の壁などはソフトが自動計算してくれるので、計算上のややこしさは感じませんが、法人課税項目にある防衛特別法人税はなかなか厄介な税制に思いました。

計算式を見ていると実効税率計算をどうするのか・・・、所得が一定規模にならないと影響はないとはいえ、これは結構めんどくさくないですかね。。。

こういう計算式を見ていると、賃上げ促進税制適用時にも基準法人税額が結局どうなるの?とか、分かりそうで分からないことがありました。(やはり現状と同じ考えでよいのかな?)

来年以降に持ち越されたものを含めて増税ネタが多すぎて、勉強すればするほど気分が悪くなりそう。

国の支出のあり方も含めて、収支を見直す時期に来ているように思います。

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