夏から秋にかけて開花し、大きな花と美しい色彩を放つダリアはキク科の植物です。
その花の形がボタンに似ていることから「天竺牡丹(てんじくぼたん)」という和名がつけられています。
原産国のメキシコでは国花にもなっていて、日本には江戸時代、オランダ人によってもたらされたと言われています。
また、かのナポレオンの妃・ジョセフィーヌも愛したと言われる歴史ある花で、国内外で愛好家が多い植物です。
花の咲き方には10~15 種類ほどあり、コスモスに似た花を咲かせる種類や、菊のように花びらが細い種類があります。
また、花の直径が30cm 以上にもなる種類もあれば、ボールのように球形に咲く種類や、人の背丈を超える種類まで豊富にあり、じっくり観賞するにはもってこいの植物です。
原産地はメキシコの高原なので暑さには弱く、日本では高冷地のほうが色鮮やかな花を咲かせます。
春にはタネをまき、初夏からは球根で植えます。
ちょっともったいない気はしますが、夏のツボミが付いたときには、できるだけ株の体力を消耗しないように切ったほうが良いでしょう。
そのほうが秋によりいい花が咲きますよ。