今年から12年ぶりに事務所の料金表を改訂しました。
今までは一律料金みたいな感じがありましたが、細かく細分化して、顧問契約をサービス内容を分けて3つのコース(A,B,C)に分けました。
従来の料金表と比べて、Aコースは安くなっておりますが、サービス内容は下がります。
Bコースは従来とほぼ同じ料金、Cコースは従来より料金が少し上がりましたが、今まで一律料金だったものを細分化して二つのコースに分けました。
原価を見直し、原価が多く(高く)かかるサービスをCコースとしました。
先月新しい料金表を使い、何件か問い合わせ対応をしました。
まだご依頼の回答を頂いていない会社もありますが、法人3件、個人事業1件、仮契約となっています。(仮契約とは口頭ベースのご依頼で、まだ契約書が交わせていない状態になります。)
自分として少し意外だったのは、上記仮契約のお客様すべてがAコースを選択されたこと。
お客様をヒアリングして、確かにAコースがお勧めという方もいらっしゃいましたが、B,Cコースがニーズにマッチしている方までAコースを選択されました・・・。
このことから私が感じたことは、「お客様は税理士事務所にさほど求めていない」という事実。
私がB,Cをお勧めに思った会社はいずれもコロナの影響で赤字になっている法人様でした。
そのお客様の業界の専門家でもない私が偉そうなことは言えませんが、たくさんアドバイスが出来そうな感覚がありました。
ただ、当然会社には予算と言うものがあり、赤字決算に転落した状況で、間接部門にとれる予算も限られるのだと思います。
うちの事務所としては、どのコースを選択されても、コースに応じたサービスになるだけなので全く問題はなかったのですが、改善するチャンスがある法人に適切なサービスを提供できない残念さがあり、少し複雑な想いです。
東京の税理士の方と上記のような話しをしたところと、低価格の顧問先に過剰サービスを決してしてはいけないと言われました。
なるほど…、安い料金体型だと当たり前ですがそうなりますよね…。
商売としては当然なのですが…、双方にとってこのような関係性が良いのか、クレームの原因になったりしないか等…しばらく葛藤しそうです。
ではでは~、岡山の税理士のブログでした(^_-)-☆