法人の生命保険については、近年(令和元年の)改正があり、いわゆる生命保険による節税は難しくなりました。
生命保険に対する考え方はいろいろあったと思いますが、利益の出ているときに保険に入って外部留保しておく手法は、ある程度の企業防衛策として有効な面があったとは思います。
(外部留保で倒産を免れて、その後に高成長している企業もあります。)
相続税の生命保険でも節税的な動機でご加入されている方を目にします。
その際、小さな割合ですが、間違った認識を持たれている方が一定数いらっしゃいます。
契約の際にどのような説明があったのか今となっては不明ですが、各保険会社ごとに生命保険の非課税枠があると思い込みをされている方をこれまで多くみてきました。
生保を販売した保険代理店の方が、500万円×相続人数=非課税生命保険と説明しているようなのですが、他社保険の契約状況をしっかりと確認せず販売したか、あるいは相続人の方の勘違いなのか・・・。
真偽は定かではなく、(私は全く悪くないのですが)相続税の申告で非常に気まずい空気になった経験が何度かありますよ・・・(-_-;)
生命保険契約時と受取時の時間差が長いので、契約当時のこととなるとなかなか対応が難しいです・・・。
いずれにしても、ある程度保険税務に詳しい代理店等で保険に加入する必要がありそうですね。