2024年第1回:税務連絡協議会

お仕事雑記

昨日は、今年最初の支部研修と税務連絡協議会が13:00からありました。

いずれもオンラインで出席できるようになって、大変便利。

というのも、昨日は午前中遠方のクライアント法人へ訪問し、事務所に帰ってきたのが13:00前。

そこからWEBをつなぎ、お弁当を食べながら支部研修を受講。

もし、会場出席だったら、おそらく出席できていません。

WEB研修は本当に助かります。

この時期の研修内容は主に確定申告の誤りやすい事項についてです。

研修内容自体は知っていることばかりですが、1つでも知らないことが学べれば儲けものといった感じでしょうか。

また今後、学んだことをブログにアップしていこうかと思います。

税務連絡協議会は、主に税務手続きのデジタル化についてでした。

私の個人的な考えとしては、何でもかんでもデジタル化しすぎ、そして移行が早すぎと感じました。

例えば、今年の5月以降電子申告をしているとプレプリントされた納付書が送られてこなくなることは税務署からの事前通知の通りですが、これ本当にするのですか?と感じます。

国税庁の公表している資料によると、現状半数以上の納税者が納付書で窓口納付している現状で、いきなりデジタル化だとか言ってキャッシュレスを推進するのはかなり乱暴に思います。

一部の人が納付書を使用しているのであれば理解できますが、一部の人がキャッシュレス納税の現状で、多数派の方に制限をかけるのは少し違和感が・・・。

キャッシュレスを推進するのは十分理解できますが、国民目線に立った行政とは思えない感じがしてしまいます。

予定納税等、消費税の納付書は送付されるみたいですが、法人税等は来なくなるので、今後納税を忘れる納税者が出てもおかしくありません。

また、書面提出の控え書類への押捺も来年から廃止されるとのことですが、マイナンバー等個人情報が記載された書類に対し、預かり証代わりになる控えに収受印を押さないことも心理的な不安を感じます。

数年前にとあるお客様がご自身で確定申告を書面提出したところ、1年後に某税務署から無申告になっていると問い合わせが来たことがありました。

収受印のある控え書類を持っていたので事なきを得ましたが、これって裏を返せば税務署で書類を紛失しているということだと思います。

こういう紛失をなくすために、e-tax等デジタル化に移行するのは歓迎ですが、収受印を廃止することで国民に不利益があってはいけないと思います。

e-taxシステムも使いにくい点も多数あり、内容によっては書面で出すほうが税理士事務所の負担が少ない場合もあります。

税務署に要望を出しても国の予算が・・・と言われてしまってはそれ以上何も言えないのですが、全てにおいてバランスが必要なんだと思います。

マイナンバーやデジタル化ありきではなく、バランス感覚のある行政になってもらうことを願いたいと思います。

ではでは~、また次回のブログにて(^_-)-☆

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