数字は正しいか

経営・時事

仕事柄、毎日のように多くの数字をみますが、心がけていることは、この数字はそもそも正しいのか?ということです。

毎日のようにスタッフから試算表や決算書のチェックが上がってきますが、その数字がそもそも合っているのかという点を、様々な情報などから自分自身の感覚とズレていないかという検証をしています。

様々な統計数字もあてにならないこともしばしば。

例えば、以前のブログでも取り上げましたが、日本人の休日について、世界より少ないという認識を持っているサラリーマンの方が多いみたいですが、祝日などを入れると、主要国の平均よりむしろ多い状態です。(日本の有給取得率は最下位となっていましたが、祝日を含めた年間休日の観点では他国より劣っておらず、むしろ多くなっています。)

その他、求人票の年間休日もおかしな点があります。

私自身が(上場会社から中小企業まで)様々な会社にヒアリングした限りにおいては、年間休日が多い会社ほど、残業時間が多い傾向があります。

休日が多くても年間労働時間は結局同じか、むしろ残業で効率が下がるので、年間休日が多い会社ほど総労働時間が多い可能性が高いです。

しかしながら、求人票には残業時間は出ませんし、休日を多くみせるほうが求職者へのウケが良いみたいです。

個人差があると思いますが、私自身が実際に休日を増やして、その分残業をしてみたところ、明らかに仕事のパフォーマンスが落ちてかえって総労働時間が増える結果となりました。

なので、私は休日に1時間でもよいので少しだけ仕事をして、仕事を分散させるようにしています。

メリハリがないという意見もあるかもしれませんが、要は仕事とプライベートの線引きを少なくすれば、仕事≒プライベートのようになり、仕事に対するストレスを感じなくなります。

生産性生産性と言われますが、生産性の考えをよく検討する必要があります。

タイムパフォーマンスをあげるとデメリットになるケースもありますので、効率ばかりの考えもいかがなものかと。

例えば、通勤において自転車で30分、車だと10分だとした場合、後者の方がタイパは良いのですが、前者の方が運動になって健康に良いという可能性もあります。

数字って難しいです。

その数字の裏側や背景までみるようにしないといけませんね・・・。

この度の自民党総裁選でも、事前の予想(統計)数字と異なる結果になりました。

新しい自民党総裁となり、日本がどのように変わるか分かりませんが、我々庶民は自分の仕事や生活をするのみです。

ではでは~、また次回のブログにて(^_-)-☆