引当金について考えてみました

お仕事雑記

昨日はサービス業のお客様と決算前の打ち合わせをしました。

今期は業績が非常によく、事業計画の目標数値をすべて達成。

利益は前期比+○千万円と好決算になりそうです。

12月の月次損益は、賞与その他あり赤字ではありましたが、かなり大きな黒字決算で着地しそうです。

賞与の月だけ赤字になるケースの場合、賞与引当金を検討するのも一つかもしれません。

会計で引当金というものがありますが、この引当金ってどのように計上するか、もしくは計上しないか、会社によって好みが分かれますよね。

賞与引当金や退職給付引当金を計上している会社は、弊所の関与先では少数派です。

前者は事業年度内に支払いがあれば損金になりますが、後者は税務上損金になりませんから、特に後者は計上している会社を滅多に見ないです。

また、減価償却の引当金(毎月概算計上)は、赤字法人は毎月概算計上するケースが多く、黒字法人は毎月計上はせずに決算修正で年間額計上をバーンってする傾向があります。

この減価償却の計上の仕方は、赤字会社は黒字を目指すことが目標になるのに対し、一方黒字会社は税金計算するときの保険・節税用として減価償却をとっておくという感覚なのかなぁと思います。

引当金は個別注記表に注記が必要になりますが、上場会社の公開されている決算書類を見ると、中小企業では見かけることのない様々な名称の引当金があって、なかなか面白いです。

決算書を作成する目的が上場会社と中小企業では違うので、そのような差が生まれるのでしょうね。

ではでは~、岡山の税理士のブログでした(^_-)-☆