優先順位の5原則

経営・時事

組織の第一の目的は成果を出すことです。

そのためには「優先順位」と「劣後順位」を決めることが重要だとドラッカーは述べています。

劣後順位とは、優先順位の反対で「やらないことを明らかにする」こと。

ドラッカーは以下5つのポイントを挙げています。

1.過去ではなく未来を選ぶ/過去に成果があったことに固執せず、今後の市場環境や顧客ニーズに合った仕事を選ぶことが大切です。

2.問題ではなくチャンスに焦点を合わせる/問題よりもチャンスに目を向け、仕事のやり方を変えることで問題自体も解決します。

3.横並びではなく独自性を持つ/横並び意識や他社を追随することは今日のような経営環境では危険。独自性を重視しましょう。

4.変革をもたらすものに照準を合わせる/「前例があるもの」「無難なもの」から「新たな価値を生み出すもの」「業務改善につながるもの」へと、たとえ困難なことでも変革を目指すことが重要です。

5.やらないことを決め定期的に廃棄する/成果が出なくなったもの、生産的でないものなどやらないことを明らかにし、やると決めた仕事以外は廃棄するように徹底します。

優先順位と劣後順位に関して「重要なのは分析よりも勇気だ」とドラッカーは述べています。

「決断力」が重要なのですね。

参考:「経営者の条件」「プロフェッショナルの条件」、すべてダイヤモンド社

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