人手不足

お仕事雑記

人手不足が深刻な世の中になってきました。

従来のマンパワーに頼るビジネスモデルでは、非常に大きな影響が出ていると思います。

税理士事務所では、デジタル化を推進していても最終チェックは人間が行うなど、もともとマンパワーに頼る部分も多いので人手不足はますます深刻になりそうです。

税理士業界では記帳代行というビジネスモデルが従来からあり、定義は様々ですが、クライアントの記帳業務(会計ソフトへの入力業務を含む)を代行するというものがあります。

最近はエクセル等のデジタルデータを会計ソフトに取り込む方法が一般的とはいえ、うちの事務所でも約30%のクライアントの方は自計化しておらず、こちらで記帳業務を請け負っている状況です。

うちの事務所では、来月から本格的に求人を再開しますが、なかり厳しい状況が推測されます。

今月は3月決算の法人が多数ありますので、お客様にかかる工数だけではなく、納期などを特に厳しく見ています。

その中で、先日3件3月決算等の法人のお客様を(今月の申告が終わり次第)お断りする事例もありました。

理由は(契約時の確認不足もあり)、短納期(お客様への決算書類の納品がGW明けの週)であったことです。

3月決算は5月に申告するため、短納期の仕事があると、世の中のGWの時期に仕事をせざるを得ない状況が生まれてしまいます。

サービス業であれば祝日に出勤して平日に休みを取るのが当たり前のような感じもしますが、最近の税理士事務所はGWは休むのが当たり前で、私もここ10年くらいはGWに旅行に行っていました。(開業前に勤務していた時は、GWは普通に出勤していましたけど・・・。)

世の中で賃上げが叫ばれていますが、私の周りの人に聞くと賃上げより休み等の労働環境の整備を重視されている感じがします。(特に子ども等のご家族がいるご家庭では、子どもの休みと仕事の休みを一緒に合わせたいという強いニーズもあります。)

例えば、「GWに出勤とした場合、別途5万円給与手当が増えるけど出勤したい?」とうちの事務所のスタッフに聞いたとすると、「5万円貰うより休みたい」と答えるという感じです。

こうなってくるともはや給与やクライアントから頂く料金がどうのこうのではなく、その仕事をするかどうかという大前提の問題となり、結果として業務をお断りするという状況になってしまうのです。

すごい世の中になってきましたね。。。

ではでは~、また次回のブログにて(^_-)-☆