夏の青空に映え、元気をくれるような大輪のヒマワリ。
きっと大好きな方も多いのではないでしょうか。
実は面白い仕組みを持っていて、ヒマワリは2種類の花からできています。
1つは「舌状花」と言い、外側のいわゆる花びらの部分、もう1つは中央で色づいて円になる部分で「管状花」、または「筒状花」と言います。
舌状花は虫を誘うためにあると言われ、中央の管状花は円の外側から順番に咲き、受粉が終わるとタネを作ります。
管状花をよく見ると、あるラインがあることに気づきます。それは右に流れるようなラインと左に流れるラインです。
このラインの列数を数えると右方向は89、左方向は55です。
花の大きさによっては別の数の場合もありますが、これらは「フィボナッチ数列」という規則的な数字の並びの中にある数なのです。
また葉は茎を中心にしてらせん状に生えます。
これも黄金比と呼ばれる数に当てはまり一定しているのです。
この夏は、「きれいだな」と眺めるもよし、「数学者の気分?」で観察するもよし。
従来の園芸とは違った視線でもヒマワリの花やタネができる様子を楽しんでみてくださいね。