イノベーションのための4原則

経営・時事

マネジメントの課題を「組織に成果をあげさせるもの」と定義したドラッカーは、企業の使命や成果についても言及しています。

企業の使命については、価値観や行動基準とともに「明確」にすること。

そして企業の成果とは「顧客の創造である」と述べています。

企業にとってのマネジメントとは「特定の使命に従って企業に顧客を創造させるもの」といえるでしょう。

ドラッカーが「企業が顧客創造のために必要な機能は2つしかない」と断言するのは、マーケティングとイノベーションです。

今回は、中でもイノベーションについて考えてみましょう。ドラッカーは、イノベーションを「最終的に社会に良い影響を与える改善・革新」としています。

業績を上げることと同じく、イノベーションを起こすことが企業が繁栄し社会が発展していくためには必要です。

現状維持の発想ではなく、「あるべき姿」を描き目的意識をもって取り組みましょう。

社会の変化に注目し認識を変える目をもつことがイノベーションの第一歩です。

では最後に、行動に移す際に大切な4つの原則をご紹介します。

1.トップをねらう

2.徹底的な分析(観察眼と目的意識が重要)

3.便利で簡単なものを目指す

4.まずは小規模からスタートする

参考:「マネジメント」「イノベーションと企業家精神」、すべてダイヤモンド社。