お金は良いもの?悪いもの?

経営・時事

「お金は人間の性格を映し出す鏡だ」と言ったのは「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一です。

この言葉が示唆するのは「お金は人間の本質を反映する」ということでしょう。

決してお金のある・なしで良い人になったり悪い人になったりするわけではありません。

お金はただの道具であり、それをどう使うかは人間の性格や価値観によって決まるものです。

商売がうまくいっている人には、お金と上手に付き合っているという共通点があるように思います。

お金に対する価値観、つまりお金に対する感情や思い込み、または信念は人によって違います。

例えば「お金は悪だ」と思っている人もいれば「お金は喜びだ」と思っている人もいるでしょう。

「お金は自分に流れてくる」と信じている人もいれば「お金は自分から離れていく」と恐れている人もいるでしょう。

こうした話にピンとこない人もいると思いますが、思考は現実化するといわれます。

お金に対する価値観が商売の成果に影響しているとしても、何も不思議ではありません。

今一度、お金に対する自分の価値観を改めて考えてみましょう。

お金を楽しく使ったり貯めたり投資したりできる人は、お金とポジティブに向き合っているといえます。

お金を使うことに罪悪感があったり苦手意識があったり、お金を稼いでいる人に批判的になりがちな人は、お金との向き合い方がネガティブなのかもしれません。

お金が人間の性格を映し出す鏡だとしたら、自分の性格や価値観を見直すことで、お金に対してポジティブな考え方や姿勢を持つことができそうです。

キーワードはおそらく「感謝」ではないかと思います。